すぐ落ちる黒染めと色落ちしない黒染め 真っ黒にするには?

明るい髪を黒くする便利なアイテム黒染め。

黒染めには

  • すぐ落ちる
  • 落ちない(落ちにくい)
  • 髪が傷む
  • 髪が傷まない

など種類があります。

  • 就活
  • アルバイト
  • 実習
  • 夏休みが終わる

などなど黒染めシーンはたくさんありますが、使い分けが難しいですよね。

そこでこのページでは、、現役美容師の知識を活かして黒染めの種類の違いや特徴について紹介します!

真っ黒にするためのプロの技など、ぜひ参考にしてください!

まずは地毛の髪色を知ろう!

いろいろな髪色の女性

みなさんが黒染めに求めるのはどんなことですか?

「とにかく髪を黒くしたい!」と考えている人でも、「墨のように真っ黒がいい!」という人はほとんどいませんよね。

お客様の多くも「地毛に合わせた自然な黒にしたい」と望む人がほとんどです。

自然な黒い髪色にするためには、まず自分の地毛の色を確認してみましょう。

カラーレベル表

コチラは髪の「明るさレベル」を調べる毛束。

0に近ければ近いほど墨のように黒く、数字が高いと明るくなります。

1レベル

とにかく真っ黒。これ以上ない黒さ

2~3レベル

真っ黒

4レベル

かなり黒い髪の毛

5~6

日本人の地毛の黒さ

7

濃いこげ茶

9~10

明るめの茶色

13~14

カラーでできる最も明るい茶色 これ以上はブリーチ

15~16

かなり明るい金髪

19~20

ほとんど白

それぞれこのような印象。

この明るさレベルの指標は、プロ用のものなので市販のヘアカラーの中には数字が逆になっていることがあります。

(数字が高いと暗くて、低いと明るい)

どちらにしても、染めたときに不自然にならないような色を選ぶのがポイントです。

美容師にとてっても「黒染め」といえば、日本人の地毛の色の5~6レベルという暗さの髪にすることをいいます。

黒染めの種類と特徴

ヘアカラーチャート表

アルカリカラー(落ちにくい)

落ちやすさは?

落ちにくい

よく染まるレベル

☆☆☆☆

髪の毛の傷み

☆☆☆

市販で販売されている一般的な黒染めのこと。

1剤と2剤をまぜて作ります。

髪の毛に負担をかけますが、その分しっかりと色が入ります。

落ちやすい黒染めと比べて何倍も長持ちするので、一度のヘアカラーで長期間髪色を暗くしたい人におススメです。

逆に、色が入りすぎてしまい次に明るくするときの邪魔になってしまう。というデメリットもあります。

美容室に行って「黒染めしてください」とお願いすると、ほとんどがアルカリカラーの施術になります。

白髪染めで黒染め

落ちやすさは?

とても落ちにくい

よく染まるレベル

☆☆☆☆☆

髪の毛の傷み

☆☆☆

アルカリカラーの「白髪染め」を使った黒染め方法。

美容師も、明るい髪を真っ黒にするときは白髪染めを使うこともあります。

「白髪染め」と聞くと白髪専用と考える人も多いですが、普通のアルカリカラーとの違いは「染料の量」です。

白髪は、傷んでいないのに真っ白な毛。

そのため染料をたくさん使わないと染まらないのでたくさん入っています。

そんな染料の多い白髪染めカラーの「黒」や「黒に近いこげ茶」を使って黒染めをすると、これ以上ないほどよく染まりますし、どんなに明るい髪の毛でも黒くすることもできます。

しかし良く染まる反面、一度染まってしまうといつまでも髪に残ります。

次に髪を明るくするときに邪魔になってしまうので、「これからしばらくは明るくするつもりはない」「髪がかなり明るくて普通のヘアカラーでは黒くなりきらない」という時に使いましょう。

カラートリートメント黒染め(落ちやすい)

落ちやすさは?

落ちやすい

よく染まるレベル

☆~☆☆

髪の毛の傷み

☆なし(ほとんど傷まない)

カラートリートメントを使った黒染めの良いところは、

  • セルフでも簡単にできる
  • 髪が傷まない

です。

アルカリカラーは、キューティクルを開いて髪内部に染料を入れます。

そのためしっかりと発色しますが、カラートリートメントはキューティクルはひらかず閉じたまま。

髪に負担がかからずほとんど傷みません。

「塩基性染料」や「HC染料」という、発色の補助をしてくれる成分を加えることで、トリートメントでも髪が染まるのです。

しかし、

  • 落ちやすい
  • 元が明るすぎると黒くなりきらない

というデメリットがあります。

そのため

  • 真っ黒じゃなくていいから今より黒っぽく
  • もともとそんなに明るくない
  • 短期間だけ黒くしたい

こんな人におススメです。

カラートリートメントの内容成分

カラートリートメントの染まりやすさは、「塩基性染料」や「HC染料」が入っているかで決まります。

商品パッケージ裏の内容成分を見て、塩基性○○、HC○○と書いてあるものがおススメです。

ヘアスプレーで黒染め(1日だけ)

落ちやすさは?

1回のシャンプーで落ちる

よく染まるレベル

☆

髪の毛の傷み

☆なし(ほとんど傷まない)

黒染めスプレーを使って、1日だけ黒くする方法もあります。

髪の表面にスプレーをして、一見黒髪に。”染まる”というより”付ける”というニュアンスですね。

髪の内側につけにくくムラになってしまったり、洋服に黒スプレーがついてしまったりと使いにくいので美容室で使われることはほとんどありません。

グラデーションやハイライトなどで、部分的に髪が明るくなっている人が、1日だけ黒くできればいい。という限定的に便利なアイテムです。

落ちやすい黒染めと落ちにくい黒染めの違いは?

落ちやすい黒染めと落ちにくい黒染めの大きな違いは、

  • 種類
  • ヘアカラー剤に入っている色素量

この2つ。

さきほどの説明も含めわかりやくまとめると、

アルカリカラー

落ちにくい

髪の内部で留まるので落ちにくい

アルカリカラー(白髪染め)

落ちにくい

色素の量が多いのでさらに落ちにくく濃く染まる

カラートリートメント

落ちやすい

毎日のシャンプーでどんどん落ちる

こんな違いです。

  • アルカリカラーは、髪の内部で発色して留まるので落ちにくい
  • カラートリートメントは髪の中に入るけど、定着しないので落ちやすい

という特徴。

落ちやすい黒染めというのは、ある程度黒髪にできます。

しかし、髪にとどまる色素量が多くないのでシャンプーをしているうちにどんどん色が落ちていきます。

数か月後にはほとんど残っていない。というような黒染めです。

落ちにくい黒染めはとにかく色素量が濃く、髪にとどまる量も多い。

一度しっかり染まると数か月たっても暗いままということも。

一回のカラーを長持ちさせたいならアルカリカラーがおススメです。

真っ黒にするには?

就活生の男女

真っ黒にするためには、とにかく濃く暗い色を使いましょう。

カラトリートメントでは黒にする力が弱いので、アルカリカラーや白髪染めがおススメです。

美容室に行くなら「とことん黒くしてください!」とお願いすれば応えてくれるはずです。

市販カラーを選ぶときのポイントは、「ナチュラルブラウン」などを選ばずに、「ナチュラルブラック」「スーパーブラック」のように「ブラック」と書いてある種類を選ぶのがポイントです。

ブリーチして明るい髪の毛だと、一度では真っ黒にならないこともあります。

そんな時は、一度染めてから落ちきる前にもう一度黒染めしましょう。

色が重なるのでさらに黒くなります。

落ちやすい黒染めがおススメなのはどんな人?

落ちやすい黒染めがおススメな人は

  • 短期間だけ髪の毛を黒くしたい(数日~数週間)
  • 黒染めに飽きたらまた明るくしたい
  • 染める前の髪色が7~10レベルぐらいで明るすぎない

こんな髪の毛です。

今の髪色がこげ茶ぐらいで、「少し黒くなればいい」という人にもおススメです。

「落ちやすい」というのは「落ちてくれる」ということ。

黒染めした色が落ちつくと、染める前の明るさにどんどん近づいてます。

次のヘアカラーの邪魔になりにくいので、カラーチェンジしやすいメリットがあります。

しかし、長期間黒髪でいなければいけない人は途中でまた染め直す必要があります。

染める力も弱いので、かなり明るい髪に使っても、地毛のような”黒”にはなりません。

落ちにいくい黒染めがおススメなのはどんな人?

落ちにくい黒染めがおススメな人は

  • 今後しばらく(数カ月~1年以上)黒髪でいるつもり
  • ブリーチでとても明るくなった髪の毛を黒にしたい
  • 誰が見ても「黒」とわかるような色にしたい
  • すぐ落ちてしまっては困る

です。

髪の中でしっかりと発色するので、長期間黒髪でいられます。

ブリーチなどで明るくなった髪の毛さえも、黒髪にすることもできるほど。

しかし、しっかり染まる分良くも悪くも「髪色が残る」という点に気を付けなければいけません。

次に明るくしようとしたときに、髪に黒い色素が残ってしまっていてムラになった。という失敗はよくある話。

濃い黒染めを使った部分は、脱染剤で黒染めを抜く、もしくはブリーチで明るくすると落とせます。

濃い黒染めを落とすための脱染剤については

ブリーチなしで髪のヘアカラーを1日でも早く落とす方法5選
でも紹介しています。

黒染めは目的に合わせて使うことが大切

笑顔の黒髪の女性の写真

落ちやすい黒染め、落ちにくい黒染めはどちらもメリットデメリット、そしてできることとできないことがあります。

染める前の髪が金色なのに、「黒染めが残りすぎるのが嫌」という理由で落ちやすい黒染めを使ったとしても真っ黒になりませんし、あっというまに落ちてしまいます。

逆に、それほど明るくもないのに、とりあえず黒にしたいという理由で濃い黒染めを使うと、黒くなりすぎてしまったり、色落ちしなくなってしまい次のカラーが染まらなくなってしまいます。

今の髪の毛の明るさと目的の黒髪のレベルを考えてどんな黒染めを使うのかを決めましょう。

一週間黒染めはすぐ落ちる?落ちない?

市販品の中には一週間黒染めというものがあります。他にも「○○日黒染め染め」など名前はさまざま。

パッケージには「1週間の間自然な黒髪になる」と書かれてて、これを読むと

「1週間だけ黒髪であとは黒染め落ちるの?」と間違える人が多いですが、1週間黒染めは普通の黒染めと何も変わりません。

1週間経ったからといって黒染めが落ちるわけではなく、あくまで「地毛の黒さが続くのが1週間でそのあとは色落ちし始めますよ」という意味です。

これは、普通の黒染めと変わりませんし、時間が経っても濃く黒染めの色素は残ります。

短期間だけの自然な黒髪を目指して1週間黒染めを使うと真っ黒になりますよ。

一週間黒染めについては「一週間黒染めは一週間で落ちるのか」で自分の髪を使って確かめました。

美容室でオーダーする時のポイント

もしまた髪を明るくする予定がある人は、美容室で黒染めをするとき美容師に「また髪の毛を明るくするかもしれない」や「真っ黒すぎるのはイヤ」と伝えましょう。

「黒染め」とオーダーを受けると、「黒染めと言われたから黒くした」とやみくもに真っ黒にしようとする美容師が少なからずいます。

そこまで濃く染める必要がないのに無駄に黒くしてしまったら、落ちにくくなる分損ですよね?

そんな失敗をさけるためにもあらかじめ美容師に伝えておくと、使うヘアカラーの種類に気を付けてくれますよ。

ただ、ブリーチをして金髪のようになった髪の毛を黒くするには、落ちにくくしっかりと色のは入る黒染めをする必要があります。

もしそれで美容師に「それだと黒にはならないよ」と言われたら、髪が明るすぎたのだと考えてください。

覚えておきたい黒染めを落とす方法

落ちにくい黒染めを使った髪の毛は、その後明るくなりにくくなってしまい黒っぽさがしばらく残ります。

シャンプーで洗っていくうちに色落ちはしますが、髪の芯に入り込んだ黒染め色素はいつまでも次のカラーの発色の邪魔をします。

もし落ちにくい黒染めで染めた後に髪の毛を明るくしたくなったら、脱染剤で黒染めを落としてからヘアカラーをしましょう。

脱染剤は髪の毛の中に残った黒染めに働きかけ、黒染め色素を抜いてくれます。

発色の邪魔になる色素をなくしておくことで、スムーズに次のカラーを染められますよ。

コチラが市販で買える脱染剤です。

黒染めを落とす方法については、「ブリーチなしで黒染めを落とすのに1番効果的な方法」でもさらに詳しく紹介しています。

まとめ

  • アルカリカラーで染める黒染めは落ちにくい
  • 白髪染めを使うとさらに色が濃いので、どんなに明るい髪も黒くできる
  • カラートリートメントの黒染めなら落ちやすい

落ちやすい黒染めも落ちにくい黒染めもそれぞれメリットとデメリットがあります。

今の髪の毛の色、目的の黒さ、黒染めにしておく期間を考えて黒染めを決めましょう。

もしすでに落ちにくい黒染めで真っ黒になってしまって中々色落しない人は、脱染剤で黒染めを落としてあげるのも手です。

ただし、髪の色が全部落ちてしまうので、プリン状態になることも。

そのあとに他のヘアカラーで染めるのを前提に考えて使いましょう。

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