パーマとデジタルパーマの違い 注意しないと髪がダメージでチリチリに!

みなさん普通のパーマとデジタルパーマの違いって知っていますか?

 

「髪の毛にカールができるんだからほとんど同じ?」
「デジタルパーマの方がもちがいい…?」
「デジタルパーマの方が値段が高いから、良いパーマ?」

このぐらいの違いで考えている人もいるのではないでしょうか。

 

普通のパーマとデジタルパーマは全く違うものです。

例えていうなら、ヘアカラーとブリーチのようなイメージ。

 

 

髪の毛の状態や目的に合わせて選ばないと、髪の毛が傷んでしまうこともあるのでぜひ知っておいてください!

 

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普通のパーマとデジタルパーマの違い

まずはザックリと普通のパーマとデジタルパーマの違いを。

追って詳しく説明しますね。

  • パーマのかけ方
  • 髪の毛の変化
  • 仕上がり
  • スタイリングの方法
  • 髪の毛へのダメージ
  • パーマのかけなおし
  • どんな髪の毛にむいているのか
  • 男性はどっち?
  • 値段
  • もちがいいのは?

このような違いについて紹介します。

 

ネット上には美容師免許を持っているけどスタイリスト経験の少ない方や、素人さんが説明している情報がたくさんありますが、間違って覚えて選んでしまうと、毛がものすごく傷んでしまって後悔することにもなるので、ぜひ正しい知識を知っておいてください。

 

パーマのかけ方が違う

普通のパーマとデジタルパーマはかけ方が違います。

普通のパーマはロッドと呼ばれる棒に髪の毛を巻き付けて、薬をつけて時間を置きます。

 

デジタルパーマは一度髪の毛に薬を付けて、一度流します。

流し終えたらロッドに髪の毛を巻き付けて、ロッドを温めます。この”温める”というのが最大の違い。

ロッドはなんでも温まるわけではなく、専用の特殊なロッドを使います。

パーマに使うロッドの写真こちらが普通のパーマに使うロッドの写真

デジタルパーマに使うロッドの写真コチラがデジタルパーマに使うロッドの写真

 

温めている間は頭全体がほんのり温かくなりますが、ロッド自体は高温。80~90度というとても高い温度になります。

とってもあつくなるので、デジタルパーマをかけている最中「どうなってるんだろうこれ…」と興味で触ったりしないように!

 

髪の毛の変化

髪の毛にカールやウェーブができるという意味では同じですが、熱を与えるかどうかの違いで髪の毛の変化は大きく違います。

例えるならストレートパーマと縮毛矯正の違い。

 

縮毛矯正はアイロンの熱を使いますが、ストレートパーマは使いません。

そして縮毛矯正はどんなクセでも真っすぐにできますが、ストレートパーマは効果が弱く強いクセを伸ばすことができません。

 

同じように、普通のパーマよりもデジタルパーマの方が、巻き髪のようなクルッとしたハッキリとしたカールを作りやすいです。

 

仕上がりは?

普通のパーマとデジタルパーマの仕上がりで大きく違うのが、乾かすと伸びるのか、カールが出てくるのかです。

 

普通のパーマをかけたことがある方は分かると思いますが、シャンプーが終わって濡れている時はすごくクルクルしているのに、ドライヤーで乾かしたらパーマが伸びてしまった。ということはありませんか?

 

普通のパーマは濡れているときの方がカールやウェーブが強いのですが、デジタルパーマはこの逆。

濡れているときはカールがぼんやりしていますが、ドライヤーでしっかりと乾かすことでパーマのカールが出てきます。

 

 

スタイリングの方法

通のパーマは水分がある方がカールやウェーブが強く、デジタルパーマは逆に乾燥していた方がパーマ感が強くなります。

この特徴から、向いてるスタイリング方法も違います。

 

普通のパーマに向いているスタイリング剤はムースタイプやミルクタイプのワックス。

ムースワックスやミルクワックスはスタイリング剤の中でも水分がとても多いです。

ワックスに水分が多いので、付けてあげることで髪の毛に水分を与えることができ、カールやウェーブが出やすくなります。

 

デジタルパーマは逆。ムースワックスならまだ使えますが、ミルクワックスは水分が多すぎるので、むしろカールやウェーブが弱くなってしまいます。

デジタルパーマに向いているスタイリング剤は、軽めの質感のムースワックかススプレーワックスです。

スプレーワックスは水分がほとんどないので、デジタルパーマのスタイリングに向いています。

 

ダメージは?

髪の毛への負担は熱を与える分デジタルパーマの方が髪の毛のダメージは大きいです。

 

もちろん負担が大きいといっても、丁寧にかけてあげればデジタルパーマもキレイに仕上がります。

最近ではデジタルパーマも研究が進んできましたからね。

 

デジタルパーマ出始めのころは、美容師側も慣れていなかったので、チリチリになるなどの事故が多くありましたが、今では薬も良くなり美容師もデジタルパーマに慣れている人が多くなったので事故は少なくなりました。

 

パーマのかけなおし

普通のパーマをかけた髪の毛に普通のパーマやデジタルパーマは何の問題もなくかけることができますが、
デジタルパーマをかけた髪の毛が残っている状態で、普通のパーマはキレイにかかりません。

 

「前回2か月前にデジタルパーマをかけたけど、今回はお金節約したいから普通のパーマにしうようかな」というのはできないので注意してください。

 

熱のパワーを使ってパーマをかけた髪の毛は、普通の髪の毛の状態とは見た目は一緒でも中身が大きく変化します。

 

デジタルパーマをかけた髪の毛に普通のパーマを間違えてかけてしまうと、カールやウェーブにならないどころか、最悪ダメージで髪の毛がチリチリになることがあるので気を付けてください。

 

デジタルパーマをかけた部分が残っている髪の毛のかけ直しは、またデジタルパーマで行いましょう。

 

どんな髪の毛に向いているのか

普通のパーマとデジタルパーマはそれぞれ向いている髪の毛向いていない髪の毛が違います。

予約を取る時は、自分の髪の毛と照らし合わせて予約を取ると良いですね。

 

髪の毛の長さ

デジタルパーマは特殊なロッドを使ってパーマを行うので、短すぎる髪の毛を巻くことができません。

普通のパーマはどんなに短くても長くてもかけることできますが、デジタルパーマが向いているのは、ミディアム~ロングヘアの髪の毛です。

 

大体の目安ですが、

髪がカールしている女性の写真参考画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/185492078381163663/

この写真の長さがあればギリギりデジタルパーマでもかけられるぐらい。

ショートヘアのカールヘアの写真参考画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/596234438138699755/

この写真の方ぐらいショートヘアだとデジタルパーマのロッドが巻きにくいので難しくなります。

普通のパーマであれば大丈夫。

 

男性の場合だと

男性のカールヘアの写真参考画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/596234438138699726/

この写真の男性ほどの長さがあったとしても普通のパーマの方が向いています。

 

縮毛矯正をしているか

髪の毛に縮毛矯正をした経験が残っている場合は、縮毛矯正と同じく熱を使うデジタルパーマじゃないとキレイにかかりません。

「定期的に縮毛矯正をかける」という方はデジタルパーマ一択です。

 

縮毛矯正をしない方はどちらでも大丈夫です。

 

強いカールが好きか緩いカールが好きか

かなりクルクルしたカールが好きな人は普通のパーマが向いています。

デジタルパーマの性質で、ゆるふわなパーマは得意ですが、ひと昔前に流行ったソーバージュのような細かいカールを作ることはできません。

逆に普通のパーマは強いカールも細かいカールも両方作ることができます。

 

普通のパーマではかからなかった人はデジタルパーマ

パーマをかける女性の写真

普通のパーマとデジタルパーマの一番の違いが熱を使うかどうかです。

熱の力が加わるので、普通のパーマでは薬が効かなかった人でもパーマをかけることができます。

 

「普通のパーマではあっという間に落ちてしまう」
「いつも全然かからない」

という人の髪はデジタルパーマの方が向いています。

 

男性はどっち?

パーマヘアの男性の写真

男性は髪の毛が短い方が多いので、普通のパーマが向いています。

もし縮毛矯正をかけている方であればデジタルパーマのほうがいいですが、かける場合も長さが必要です。

 

男性に求められるカールも、普通のパーマのほうが再現しやすいですね。

 

値段

普通のパーマは髪の毛を巻いて薬を付けるだけ。

デジタルパーマは途中で温めたり、流したりと手間と時間がかかります。

そのため、ほとんどの美容院でデジタルパーマの方が高いです。

 

お店によって値段はバラバラなのですが、平均すると3000~5000円ほど値段が高くなるお店が多いです。

 

もちがいいのは

普通のパーマとデジタルパーマ、持ちが良いのは間違いなくデジタルパーマです。

ネットのとある情報に、「普通のパーマは3ヶ月もつ」なんて根拠のないことが書かれていますが、普通のパーマのもちのよさは個人差でバラバラ。

1か月程度で落ちてしまうひともいれば半年もつひともいます。

これは手入れ方法や髪の状態によって違うのでハッキリと言えません。

 

しかしデジタルパーマは縮毛矯正と同じく半永久的なパーマです。

一度しっかりかかると、時間の経過で完全に落ちる。ということがありません。

切ってパーマがかかっている部分をなくさない限りほとんど落ちないのです。

 

 

髪が重くなる、毛を梳いたり毛先の長さを切ってパーマがかかっている部分をなくした、間違えた乾かし方などで”落ちたように感じる”ことはあるかもしれませんが、パーマ自体は落ちません。
※しっかりかかっていればの話

 

極端な話、ボブの状態で毛先にデジタルパーマをかけて一度も切らずに2年間ロングまで伸ばしたとしたら、毛先にデジタルパーマが残っていることも十分ありえます。

しかし、普通のパーマは時間の経過で徐々に落ちてしまいやすいのです。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は普通のパーマとデジタルパーマの違いを紹介させていただきました。

 

この記事を書いたきっかけが、
ネットで「普通のパーマとデジタルパーマの違い」と調べてみると、あまりに適当な情報が上位に表示されていたので
「これはマズイ」と思って至急この記事を作りました。

 

「美容師資格あるひとが記事を書いています」という情報もありますが、美容師免許を持っている1年生はシャンプーすらまともにできない素人同然です。パーマなんてもってのほか。

 

普通のパーマとデジタルパーマの違いを間違えて覚えてしまうと、髪の毛がチリチリになったりするなどの大失敗を招く危険があります。

パーマは本当にデリケートな技術なので、間違った情報を覚えないように気を付けてください。

 

 

違いが分からない、どのメニューを選んだらいいか分からない。という方は電話や予約時の一言で、
普通のパーマかデジタルパーマか分からないので相談して決めたいです

と伝えましょう。

そうすれば美容師側はきちんと髪質をみて選んでくれるはずです。

 

それぞれデリケートなメニューなので、ご自身でも知識を付けておくと役に立ちますよ。

 

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